更年期障害の原因について

老化イメージ年齢を重ねることによって見た目や中身、健康状態などは変化します。また、とくに女性はライフテージによる変化が生じますが、中でも多くの女性が悩むことといえば更年期障害です。

更年期は閉経を挟む約10年間を指し、年齢でいうと前後が該当します。更年期を迎えると女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、体に様々な影響を与えます。症状には個人差があるものの、日常生活に支障が出るほど辛い場合には更年期障害と診断されます。

では、こうした更年期障害はどうして起こるのでしょうか?
その原因について分かりやすくご紹介します。

卵巣機能低下によるエストロゲン不足

エストロゲン量の変化女性の体は年齢によって大きく変化しますが、卵巣の機能が低下することで女性ホルモンのエストロゲンが分泌されにくい状態になります。

更年期以前であれば脳の視床下部や下垂体から女性ホルモンの 分泌を促す指令が出され、卵巣はエストロゲンを分泌します。

そして、体内のエストロゲン濃度の上昇によって指令が止まり、こうした繰り返しによって体のあらゆる機能が正常に活動します。

しかし、更年期に差し掛かると卵巣の機能が低下し、脳からエストロゲンの分泌を促す指令が出されても十分に分泌されません。

そのため、脳は分泌を促す指令を出し続けることになります。すると、脳は混乱を起こし、自律神経のコントロールが上手くできない状態となります。

その結果、自律神経失調症などの症状が現れます。

更年期障害の大きな原因はエストロゲン不足ではあるものの、他にも人間関係や家庭などの環境要因、ストレス状態や性格による心理的要因なども発症の引き金となります。

若い女性でも発症する“若年性更年期障害”について

はじめにもお伝えした通り、更年期障害は45〜55歳前後の女性が発症する症状です。
しかし、現在では20〜30代の若い女性でも更年期症状と似た症状に悩む方が増えています。
こうした若い女性に症状が現れる場合は若年性更年期障害と呼びます。

若年性更年期障害が起こる理由としては、大きく2つ考えられます。

働く女性の急増

働く女性女性の社会進出により、女性が活躍できる職場が増えて自由に仕事ができる時代になりました。

また、働くことによって経済面は豊かになり、生活の質も向上します。

しかし、その一方で働くことで人間関係、ノルマ、多忙、待遇…といった様々な問題が生まれ、その問題がストレスへと変わります。

ストレスが溜まることが原因で自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れてしまいます。

すると、火照り、めまい、頭痛などの更年期障害と同様の症状が現れます。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れ働く女性の増加と結びつく内容でもありますが、寝不足、不規則な生活、偏食などによっても卵巣機能が低下し、ホルモンバランスが乱れることがあります。

また、過度のダイエットや喫煙も若年性更年期障害を引き起こすこともあるため、体調に異変を感じた場合には婦人科へ相談するようにしましょう。