冷え性、手足が冷たい

冷え性に悩まされている女性は多くいらっしゃいます。
実際に男性よりも女性が多いという調査結果が出ており、男性であれば20代、女性であれば30代と若年層に特に多いことも分かっています。

年齢を重ねるにつれて冷え性を実感している人の割合は男女ともに減っていくのですが、更年期に差し掛かると急に手足などの冷えを感じることがあります。
それはただの冷え性ではなく、更年期障害の症状の1つである可能性があります。

このページでは冷え性や冷え性と更年期の関係について説明します。更年期をすこやかに過ごすためにも更年期や冷え性にお悩みの方はご一読ください。

更年期障害で冷え性が起こる原因

冷え性の原因は血行不良やストレス、筋肉量の低下、基礎代謝の低下、ライフスタイルなどと様々です。
しかし、更年期付近で冷え性の症状が現れた場合は閉経による自律神経の乱れによって引き起こされた可能性が高いです。

自律神経の乱れは冷え性のような身体的な症状だけでなく、こころや精神にも大きな影響を与えることもあります。
症状の種類や重さは個人によって異なりますが、今までと同じような日常が送れなくなる場合もあるため注意が必要です。

冷え性はどんな症状?

冷え性は見た目や症状が数字として現れるものではないため、明確な診断基準はありませんが、定義としては「他の部分は冷たさを感じないが、一部にのみ寒さや冷たさを感じている状態」とされています。

  • 足先が冷える
  • 手先が冷える
  • お腹が冷える
  • 背中が冷える
  • 体全体が冷える

主な症状は上記のものですが、更年期が原因による冷え性であっても症状自体は男性や若い方と大きな違いはありません。

更年期障害で冷え性が起こるメカニズム

女性ホルモン変化グラフ

ほとんどの女性は45~55歳の間に閉経を迎えます。
閉経後は閉経前に比べると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大きく減ってしまい、その結果、自律神経の乱れを招きます。

この自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、交感神経は心拍数を上げたり血管を収縮する働きを持っており、車で例えるとアクセルのような役割を果たしています。
対して副交感神経は心拍数を下げたり血管を拡張する働きがあり、ブレーキのような役割を果たしています。

自律神経が乱れ交感神経が活発になりすぎてしまうと、血管が収縮し血行不良に陥ります。
その結果、冷え性が起こってしまうというわけです。

冷え性の対処方法

冷え性の対処としては、ぬるま湯に長時間入ることや毎日の適度な運動、バランスが良く体が冷えにくい暖かい食事を取ることなどが推奨されています。

しかし、更年期による冷え性であれば更年期障害そのものの症状を抑えることを重要になります。
そのため、HRTと呼ばれるホルモン補充療法やサプリメント、漢方などによる治療も選択肢の1つです。

症状が辛いときは・・・

冷え性は「対処法が分からない」という理由から対策を取らないという方が3人に1人はいると言われています。
しかし、冷え性が慢性化(重症化)してしまうと、出掛けるのが億劫になったり、集中力が欠如するなど生活の質を低下させることに繋がるおそれがあります。

あまり自分で抱え込みすぎないよう、婦人科や女性外来、最近では更年期障害を専門とした更年期外来などもありますので、まずは相談をしたり診察を受けることをおすすめします。
更年期障害に有効な医薬品をネットで購入することができるため、そちらもおすすめです。
たかが冷え性と思わずに、自分の症状やライフスタイルに合わせた治療法を選び、より良い更年期を過ごせるようしましょう。

更年期障害の治療法についてはこちらの記事で紹介しています。

更年期障害の治療法について
更年期障害の治療法について
更年期障害は適切な治療を行うことで症状を軽減することができます。医薬品を使用したHRTが有効とされていますが、医薬品に頼らない治療を選ぶこともできます。