顔のほてり・のぼせ

顔のほてり更年期症状には200種類を超える症状があり、人によって現れる症状は異なります。しかし、数ある症状の中でも特に多くの更年期女性が悩まされるのは“ホットフラッシュ”です。
ホットフラッシュは顔のほてりやのぼせを指し、更年期女性の約6割がこうした症状を感じると言われています。

更年期障害で顔のほてりが起こる原因

汗を拭く女性ホットフラッシュは、加齢に伴い女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少することが大きな原因です。

通常、エストロゲンの分泌は脳の視床下部と下垂体によってコントロールされており、分泌の指令が出されると卵巣がエストロゲンを分泌します。

しかし、卵巣機能が低下すると脳が指令を出してもエストロゲンが分泌されず、視床下部は異常を感じます。
視床下部というのは体の様々な部位に関する自律神経をコントロールする作用がありますが、脳が混乱を起こしていると自律神経が乱れ、血管の拡張や収縮がうまくできなくなってしまいます。その結果、顔のほてりやのぼせという症状が起こります。

顔のほてり(ホットフラッシュ)はどんな症状?

ホットフラッシュは更年期障害の代表的な症状ですが、一口に言っても様々な悩みが挙げられます。

  • 急に顔が熱く(赤く)なる
  • 汗が止まらなくなる
  • 冬でも汗がでる
  • ドキドキが止まらない
  • 手足や腰は冷えているのに顔だけ熱い

また、こうした症状は数分で収まることもありますが、長い場合には1時間程度持続することから、「人と会うのが恥ずかしい」「気になって外出できない」などといった悩みを抱える方が多いです。
更にホットフラッシュを気にするほど症状が強く出てしまうこともあります。

更年期障害で顔のほてりが起こるメカニズム

汗をかく女性通常、体というのは周りの温度によって血管が収縮または拡張し、体温が調節されます。
そのため、炎天下やサウナでは血管が拡張した状態が続くと暑さを感じて発汗やのぼせが生じます。

しかし、更年期障害の場合には気温は関係なく、発汗やのぼせが起こります。
これは、女性ホルモンの急激な減少によって自律神経が乱れ、血管が収縮や拡張する異常が原因です。また、暖かい部屋へ入った時、ヘアドライヤーを使用したときがきっかけとなり、症状が現れることもあります。

顔のほてり(ホットフラッシュ)の対処方法

ハンカチとティッシュ顔のほてりやのぼせなどの症状で悩んでいる場合、原因となる要因を取り除くことで症状を緩和させることができます。

例えば、衣類に関してはなるべく通気性の良い素材を選ぶ、上着で調節して暑いと感じたときに薄着になれるようにしておくなどの対策が良いでしょう。
また、なるべく発汗作用や刺激のある食べ物は避ける、汗を拭けるようにハンカチやティッシュを持ち歩くようにする、ウエットティッシュで首元を冷やす、緊張したときは深呼吸でリラックスするなどを行なうことで、ある程度対処できます。

症状が辛いときは・・・

ホルモン補充療法の薬先程は生活面でスグに実践できる対処方法をご紹介しましたが、ストレスなく快適に過ごしたいという場合にはホルモン補充療法(HRT)や漢方薬を活用すると良いでしょう。
原因となる女性ホルモンのバランスを調節することで、自律神経を整えてホットフラッシュをはじめとする様々な症状を軽減します。

更年期障害の治療法についてはこちらの記事で紹介しています。

更年期障害の治療法について
更年期障害の治療法について
更年期障害は適切な治療を行うことで症状を軽減することができます。医薬品を使用したHRTが有効とされていますが、医薬品に頼らない治療を選ぶこともできます。