月経異常

更年期は誰にでも訪れますが、更年期による体の変化には個人差があります。また、更年期とは一般的に45〜55歳の約10年間を指しますが、更年期に入る前の30代後半〜40代半ばのプレ更年期には月経に異常が現れやすい傾向があります。

更年期障害で月経異常が起こる原因

一般的に月経は25〜38日周期で、経血量は20〜140mlとされています。しかし、加齢によって卵巣の機能は低下し、それに伴い卵胞数も減少することで閉経を迎えます。

なお、卵巣機能が低下すると女性ホルモンの分泌量は減少し、脳内のコントロールに異常が生じて自律神経が乱れてしまいます。その結果、生理不順や経血量の変化といった月経異常が現れます。

月経異常はどんな症状?

月経異常と一口に言っても現れる症状は人によって大きく変わります。

  • 月経サイクルが短くなった
  • 月経の回数が少なくなった
  • 経血量が少なくなった(多くなった)
  • 少量の出血が長期間続く

こうした症状は月経異常に該当し、プレ更年期の女性に現れやすいです。
なお、月経異常は更年期前によく見られる症状ですが、子宮筋腫や子宮内膜症などの女性特有の疾患でも現れます。そのため、更年期と決めつけずに一度病院へ相談することをおすすめします。

更年期障害で月経異常が起こるメカニズム

月経異常は更年期女性だけでなく若い世代の女性にも起こる症状です。

というのも、月経異常はホルモンバランスの乱れが主な原因となるため、過度なダイエットや運動、精神的ストレスなどがある場合に月経異常を引き起こします。

更年期の場合には、脳から女性ホルモンの分泌を促す指令を出されても卵巣機能が低下しているため、いくら指令を出されても女性ホルモンが分泌されません。しかし、脳からの指令は続くため、卵巣は過剰に刺激されて排卵の間隔が早くなり、月経周期が短くなります。

さらに、こうした状態が続くことで、月経の回数や経血量にも変化が現れるようになります。

月経異常の対処方法

カプセルとお水

生理不順をはじめとする月経異常が現れた場合、ホルモンバランスの乱れをなるべく整えるように心がけましょう。

適度な運動、体を温める、ストレスを溜めないといった事に注意をするだけでも良いでしょう。

また、ドラッグストアで購入可能なサプリメントを服用することもおすすめです。サプリメントには女性ホルモンに似た作用をもつ成分が含有された製品があり、月経異常など様々な更年期症状の緩和に繋がります。

症状が辛いときは・・・

ナースセンター

更年期に差し掛かり月経異常が生じた場合には、まず婦人科の受診をおすすめします。月経異常は更年期に起こりやすい症状ではあるものの、他の病気によって生じている可能性があります。

また、更年期による月経異常だった場合でも、他の更年期症状(ホットフラッシュ、うつ症状、性交痛など)も同時に現れることがあります。その場合でも、病院を受診することで症状に応じてホルモン補充療法(HRT)や漢方薬を用いた治療を受けられます。

なお、現在では処方箋が必要な医薬品を個人輸入で購入可能となっているため、通院が困難であっても安心して治療を続けていただけます。

更年期障害の治療法についてはこちらの記事で紹介しています。

更年期障害の治療法について
更年期障害の治療法について
更年期障害は適切な治療を行うことで症状を軽減することができます。医薬品を使用したHRTが有効とされていますが、医薬品に頼らない治療を選ぶこともできます。