肩こり・腰痛・背中の痛み

女性はライフステージによって体に様々な変化や変化に伴う不調が生じますが、特に更年期は女性にとって大きな変化を迎える時期です。
更年期女性に現れる不調は様々ですが、多くの女性は様々な部分が痛むといった悩みを抱えています。その中でも特に肩こり・腰痛・背中の痛みは更年期で現れやすい症状です。

更年期障害で肩こり・腰痛・背中の痛みが起こる原因

肩こり・腰痛・背中の痛みは、女性ホルモンの急激な減少が主な原因となります。

年齢とともに卵巣の機能は低下し、女性ホルモンのエストロゲンは分泌されなくなります。すると、体のあらゆる部分の活動をコントロールしている自律神経に乱れが生じ、血液の流れが悪くなります。

その結果、肩こり・腰痛・背中の痛みといった症状が起こります。

肩こり・腰痛・背中の痛みはどんな症状?

肩こり・腰痛・背中の痛みは更年期女性に現れやすい症状ですが、痛みが生じる箇所や痛みの種類は人それぞれで異なります。

  • 肩がずっしりと重い
  • 肩の筋肉がカチカチになっている
  • 腰周辺の筋肉が張っている
  • 物を持ち上げるときに腰が痛い
  • 体が冷えると痛みを感じる
  • 体の節々が痛い
  • 背中が固まって動かしにくい

また、肩こり・腰痛・背中の痛みは更年期に限った症状ではなく、もともと慢性的な痛みを抱えている方もいますが、更年期になるとより一層痛みが強く現れる傾向があります。

更年期障害で肩こり・腰痛・背中の痛みが起こるメカニズム

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肩こりというのは首周辺の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで乳酸(疲労物質)が蓄積した状態を指します。また、頭部は首だけで支えられているため重みによって肩と首に大きな負担がかかってしまい、痛みを起こしやすいのです。

なお、腰痛や背中の痛みも同様に、血行不良による乳酸蓄積が引き起こしています。

女性は男性よりも肩や腰周辺の骨を支える筋肉が少なく、もともと肩こり・腰痛・背中の痛みを感じやすい傾向にあります。

さらに、更年期になると女性ホルモン減少による血行不良、加齢による筋力の低下、ストレスの増加などの要因が加わります。

また、更年期で自律神経が乱れている場合には些細なことでも敏感になりやすく、より一層痛みを感じやすいと考えられています。

肩こり・腰痛・背中の痛みの対処方法

更年期によって体の様々な部位が痛む場合、血行を改善することで症状が楽になります。

そのため、血液の流れを活性化させるために、日常生活において適度な運動やストレッチなどを取り入れると良いでしょう。

また、姿勢が悪い場合には姿勢を改善し、長時間同じ姿勢で作業を続けないよう注意する必要があります。

他にも整体やカイロプラティックなどを利用してプロに改善してもらう方法もあります。

症状が辛いときは・・・

無人の医師のデスク

肩こり・腰痛・背中の痛みは悪化すると日常生活に支障をきたします。

また、更年期には体の痛みだけではなく、ほてり・のぼせ・不眠・月経異常等様々な症状を同時に起こすこともあるため、不調を感じた場合には無理せず病院を受診してください。

更年期では症状に応じてホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、向精神薬を使用した治療を行なっており、効果的に症状を改善することができます

そのため、セルフケアで効果を実感できなかった場合には、一度相談してみると良いでしょう。

更年期障害の治療法についてはこちらの記事で紹介しています。

更年期障害の治療法について
更年期障害の治療法について
更年期障害は適切な治療を行うことで症状を軽減することができます。医薬品を使用したHRTが有効とされていますが、医薬品に頼らない治療を選ぶこともできます。