胃もたれ

更年期になると多くの女性は体にあらゆる不調を感じ始めます。こうした症状には個人差があり、症状は200種類を超えると言われていますが、胃もたれや胃の不快感といった胃腸トラブルは更年期女性に現れやすいです。

更年期障害で胃もたれが起こる原因

胃もたれは食べ過ぎや飲みすぎで起こるため、多くの方が経験したことのある症状です。

しかし、胃腸は自律神経の影響を受けやすい臓器のため、暴飲暴食をしなくても自律神経が乱れると胃もたれを起こします。

更年期に入るとエストロゲンの分泌が低下し、自律神経は大きく乱れます。その結果、胃もたれをはじめとする胃腸の不調を起こしやすくなります。

胃もたれはどんな症状?

胃もたれとは食べ物が胃の中に残っている状態で、痛みや吐き気などを感じる症状です。

胃もたれの主な症状には以下のものが挙げられます。

  • 食べすぎていないのに胃がもたれる
  • 食べたくてもムカムカして食べられない
  • 夜中に胃もたれを感じて起きることがある
  • お腹にガスが溜まったような感覚がある

更年期に入ってから上記のような症状が現れた場合には、女性ホルモンの乱れが原因の可能性が高いと言えるでしょう。
ただし、胃もたれや胃の痛みが続くようであれば消化器疾患の恐れがあるので、病院の診察を受けてください。

更年期障害で胃もたれが起こるメカニズム

40代になると食事量は変わっていないのに胃もたれすることが増えたといった悩みを抱える女性が増えます。

更年期で起こる胃もたれは、女性ホルモンの減少が大きく関係しています。

というのも、女性ホルモンの分泌を促している脳の視床下部は自律神経をコントロールする役割もあり、女性ホルモンのバランスが急激に変動すると自律神経も乱れます。

その結果、胃や腸の粘膜が悪化して胃腸のトラブルを起こしやすくなります。

また、年齢とともに胃粘液や胃酸は減少し、蠕動運動も弱くなるため、消化力が低下して胃の中に食べ物が残りやすくなります。

胃もたれの対処方法

禁煙

胃もたれが生じていると、食事を楽しめなくなり、生活の質が低下してしまいます。しかし、胃もたれは、脂質を控える、アルコールやタバコを控える、規則正しい時間に食事をするといった心がけで胃への負担を減らすことができます。

また、胃もたれが生じた場合でも楽な体勢で安静にする、胃の働きを促すツボを押すことで症状が改善されることもあります。

他にも日頃から胃の健康をサポートするサプリメントの活用することで、胃もたれしにくい体へ導いてくれるでしょう。

症状が辛いときは・・・

胃もたれは時間の経過とともに改善されていきますが、症状が辛いという場合には胃薬や漢方薬の服用が効果的です。

こうした医薬品は病院でも処方してもらえますし、薬局やドラッグストアでも販売されていますので、症状に応じて選ぶと良いでしょう。

また、胃もたれの他にも更年期症状がある場合には、女性ホルモンを補う薬の服用で様々な症状が一度に改善されることもあります。

更年期障害の治療法についてはこちらの記事で紹介しています。

更年期障害の治療法について
更年期障害の治療法について
更年期障害は適切な治療を行うことで症状を軽減することができます。医薬品を使用したHRTが有効とされていますが、医薬品に頼らない治療を選ぶこともできます。